2008年04月18日

家族の定義

介護にまつわるものの一つに家族があります。
特に在宅介護をしていく上では、欠かせないものの一つです。
何度も言うように、
私はおそらく介護支援専門員として
いちばん「家族」という定義や概念を知らないケアマネだと思います。


話は高校時代に遡ります。

当時、バンドを組んでいました。
バンドってのは、プロもアマも音楽に対する価値観の相違で
何かとぶつかり易いものの様です。
音楽的な知識や、生き方の感性など
私が最も影響を受けた人物は
あまりにも繊細で(ガラスのような・・・・・という表現は、その人の為に存在していると思う!)時折、学校に来なくなったり、ハンストを起こしたりしていた。

何度も自宅まで行き、話をしようとした。

「まともな家族が最初からいない小櫻には、解らないよ!」


・・・・・なんつー事を言う奴だ

と、思ったのもつかの間、言いえて妙だった。



どうしても、介護や闘病には家族が必要だと思う。
でも、これまでも書き綴ったように
思い描くようにはいかない家族関係もある。
本来、共に生きてきた家族と共に生活を続け
家族としての役割を、当人も持ち続けていければいちばんいい。

でも、現実、そうでない事もあるのは事実であり
一概に
「家族なんだから、これ位やるのが当たり前」
・・・・・的な、論調には混ざれないのが、この私。


リンクしてある、マイネマイヌクさんは
介護保険に従事する身でありながら
7年ぶりに会ったじいちゃんは、もう棺の中だった。
告別式の帰りに
ストリートで演奏する彼らの音と声に
気持ちが救われたのだった。
当時、もらったCDは今でも私の車に入っている。


複雑な社会情勢の中
なかなか家族としての機能を持ち得ない利用者は
実際、私が担当するだけでも増えている。
第3者による介護で、
「70年生きてきて、今がいちばん幸せ」
そう言った利用者は、ガン末期だった。
施設への入所で、人間らしい生活を取り戻せた利用者もいる。

こんな時代だからこそ
古き良き、家族の姿や人と人とのつながりが
あり続けて欲しいと願う。



先の高校時代の友人から葉書が届いた。

「結婚しました。小櫻、家族っていいね。」


あなたの近くに、
どんなに年月が経っても
どんなに食い違いや、悲しい事が起こっても
ずっと傍で共に生きていく人が
ずっといてくれますように。




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タグ:家族
posted by 木下 小櫻 at 02:18 | Comment(1) | 私の話

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