少し整理してみようかな?と思います。
・・・・・の、前に。
このところお騒がせして申し訳ありません。
木下、意外と元気ですのでご安心ください。
ありがとうございます。
ふと、「堕天使、ジャージを穿く」を見てみた。
これは私が1年前に開設したものだった。
それ以前は、楽天で「白衣の堕天使」というblogを公開していた。
今は抹消したが、PCには残っている。
他にもあちこち移転しては閉鎖・・・・・が続いていた。
そして、
以前の記事を読んでの、私自身の感想。
「・・・・・・か、変わってねー。」
なんか、尽く成長していない。昔から同じような事で悩んだり、考え込んだりしている。
まず、この業界では利用者・患者・クライエント(その他呼称は略します。以後、利用者に統一)が中心にあるべきだと思います。
その方の望む生活や、どんな風に生きていきたいか、またはどのような最期を迎えたいか・・・・・そのような事柄一つ一つを支えていくものだと思います。
そこには、介在する家族・介護者・支援者の気持ちにも寄り添う事が必要であり、一緒にチームを組むサービス事業者・医療関係者と手を取り合い、福祉機関・行政などとの調整も必要です。
ただ、いろんな場面でそのようには行かない事も多々有ります。
関係機関との調整が困難な事もありますし
利用者と介護者の間に、溝があることもあります。
そして、利用者自身の望みを本当に叶えていいことなのかどうなのか・・・・・そんな問題もあります。
利用者の希望であれば、出来る限りはその意向に添うべきだと思うのです。
でも、それが、本当に望む事なのか
選択肢の有無を知っているのか
その意向に決定するまでの過程で、考えた事はどんな事だったのか
様々な角度で捉えなくてはならないような気がするのです。
少し事例です。
1、精神疾患の患者
“地球連邦軍”宛ての手紙を郵送して欲しいと言った。
返ってくるとは分かっているが、投函する。
2、同じく精神疾患の患者
○○を今からヤリに行く。
もちろん、何故そう思うのか聞き、阻止する。
3、がん末期ターミナル
すべての延命処置を拒否。利用者の希望する生活を支える。
酒・煙草も多量でなければ、良しとする。
4、アルコール依存の利用者「酒持ってこい」と暴れる。
治療の意志があれば、必ず断酒できるよう支援する。
5、難病で意識はクリア。
「死にたい。でも自ら絶つ為の手も脚ももう動かない。」
訴えを聞き、手をとることしか出来ない。
6、同じく難病。気管切開・レスピレータ装着。
文字盤で「呼吸器外せ!」やはり訴えを聞くばかり・・・・・
少し極端な例ですが、実際に私が出会った人々です。
これらは、多くの人が同じような対応をすると思います。そこには、介護や福祉や医療を含め、ある程度倫理的な部分でそういった対応が一般的だからかな?と思います。
しかし、もしも選択肢がいくつかあって
その方法を知らなかったり、諦めていたり
もしくは、そういったイメージが出来ない場合など
その時には、支援するものがそれに関する情報提供や利用者の気持ちの核になる部分の交流が出来れば、
もしかしたら、未来は変わるかもしれない・・・・・
そんな風に思います。
何度も言うように
利用者の意志は尊重すべきです。
その答えがどんな形であっても。
しかし、支援者は「これが答え」「この方法しかない」って思ってしまったら、それ以上の支援はなくなってしまうと思うのです。
だから、何度も考えるし、悩んだりもする。
答えなんかない部屋に入り込んで、あちこちさ迷い歩く。
自分がそうだから、そういうわけではありませんが
なんとなく、そうじゃないか・・・・・と。
現在の、木下小櫻では、そこまでの到達でしかありません。
これからも、いろんな壁もあるかと思う。
それでも、この道をきっと進んでいくのだろうと思う。
その理由はなんであるのか、自分では分からないけど
悩んだり・考えたり。泣いたりしながら。
夜中にPCに吐き出したりもしながら。
以下、ご参照までに。
追記に、「白衣の堕天使」時代に掲載した記事の一部を抜粋。
利用者の意向が、本音とかけ離れていたケースです。
参加してます


追記・「白衣の堕天使」から抜粋