2008年11月10日

世も末・・・・・子どもの瞳に映るもの

社会が壊れている。

時々、そんな事を思う。
もちろん、仕事に関するものであれば日常茶飯事で
虐待やら、搾取やら・・・・・
もう、ウンザリするほどだ。

プライベートでも、そんな事は多々あって
この世は、何処へ向かっていくのだろう?
そう思う事が、やけに多い。

私の在住する地区も
例外なく、高齢化率が進んでいる。
当然、心身に疾患や障がいを抱えている方がだいぶいる。
地域全体で支えていく
地域がそういった事を理解し、共同して生きていく。

それは、そんなに簡単な事ではないし
時間も掛かる事だって
よく解っているつもりでもある。

でも、それは夢物語だろうか?

おそらく、器質的な精神疾患の上に認知症を併発していると思われる比較的若い方が住んでいる。
時折、脳神経外科に担当の利用者の通院同行に出掛けるとお見受けする事がある。
担当しているケアマネもいる事だろう。
彼は、すこし気分が高揚しがちのようで
地区のお祭りなどあるとテンションが上がり
楽しそうに興奮気味でウロウロしたり
大きな声を出したりする。
いつも、少し離れた背後に息子さんが控えており
彼の行動を、見守っている。


私が気になるのは、そんな彼の周りにいる人々の言動だ。

ニコニコしながら、お祭りなどに参加しているその彼を
小学校高学年から、高校生くらいの子どもたちが
「こえ〜〜〜、なにアレ〜!?」
等々、叫びながら
みんなでケータイを彼に向け
写メを撮りまくっていることだ。
そして、その撮った写メを見て、また
「う〜〜〜〜!!怖っ!」
と、言いながらみんなで見る・転送する・・・・・

周囲の大人は、誰ひとり何も言わない。
地区のお祭りなので、おそらくその子どもたちの親御さんもいる事だろうと思われる。
・・・・・でも、誰も何も言わない。

彼の後ろについている、息子さんは
顔を赤らめたまま、黙っている。
彼自身は、何が起こっているのか理解できず
余計、興奮する。


・・・・・何処においても
最近、凄惨な事件や事故が多い。
その時に、その現場に居合わせた人々が
それを写メに納めて、トモダチに転送する。
「今、スゲー事になってんだよ!」
それは、誰かに早急に知らせて、助けを呼ぶとかそんな事ではなく、
非日常的な何かを、おもしろがっているだけとしか思えない。


もう、何が起きているのか
人々の気持ちは、何処へ向かっているのか
この世で、福祉なんて言葉は
やっぱり、幻想なんじゃないか・・・・・

なんだか、いろんな事が解らなくなってくる。


ベンチに腰掛けていた私ら親子の隣に、彼が座った。
必然的に、私の前には
ケータイを振りかざした、小・中・高校生が集ってきた。

「見てんじゃねーぞ。」

一瞬、引いたあの子達は
私の言葉を、なんだと思っただろう?





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posted by 木下 小櫻 at 01:13 | Comment(0) | 不安を呷るモノ

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