2009年04月16日

自分が自分で解らない。

自分はまだ大丈夫。
自分はしっかりしている。
友達や姉妹が呆けても、自分は絶対有り得ない。
自分がそんなはずない。


でも、最近自分が何をしていたのか分からなくなった。
買い物に行ったら、帰って来れなくなった。
探したいものが、見つからない。
探したいものは、何だったか分からない。
台所には、同じ惣菜が置いてある。
支払い後、レジ袋に詰めていると、買い物カゴから同じ惣菜が3つ出てきた。
書類に何が書いてあるのか分からない。
捨ててイイのか、必要なのか分からないから捨てられない。
知らない人の車に乗って怒られた。
鍵を掛けたのか?火を消したのか?
不安で不安で仕方が無い。
何回も確認しに戻る。いつまでたっても出掛けられない。

いつもと違うと、ドキドキする。
知らない事があると、ドカドカしてパニックになる。
何を私に聞いたの?
私の頭は真っ白。

私は何をしたいの?
私は誰になっていくの?

心配だから、カレンダーに今日あった事を書き留める。
後で見ると、同じ事が書いてある。
何を書いているのか分からないところが多い。

自分が自分で解らない。
自分は自分で自分なの?

くやしくって、切なくって、情けない。

こんなになった私を見られたくない。
グチャグチャになった家の中を見られたくない。




・・・・・最近は、認知症がグッと進んで居宅として関わるケースが多かった。
何しろ、認知症であることを家族が隠したがったり
発見自体が遅くなったり、
民間療法で介入するまもなく悪化していたり。

今回の新規利用者は、
まさしく混乱の最中にいて、いちばん苦しい時期をもがき苦しんでいた。
申請そのものを拒否していたが、
親族への関わりがきっかけで面識のあった私にだったら、今のありのまままの姿を見せてもいいと決意したようだった。


しっかりしているとアピールしたり
不安を吐露して涙ぐんだり
揺れ動いているのが、アリアリとしている。

不確かな自分

きっと、この上怖い事はない。


誰かを支える事が出来る人に、私はなれるのだろうか?




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posted by 木下 小櫻 at 01:31 | Comment(0) | 不安を呷るモノ

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