2008年04月20日

生活リズムの確立と必要性?

     起床時刻:13時
     ベッド上での食事:1日1回〜2回
     水分:食事の時のみ
     就寝:他の時間はいつも眠っている
     体重:22kg


これ見て、何を思いますか?


最近、ちょっと考えさせられている事です。

一般論として、
介護に従事するものとして、生活リズムの把握は大切である。
一般的に、生活リズムの乱れは心身の不調を招くとされている。
これは高齢者に限らず、幼児であっても同様で
成人にしてみたって、不規則な勤務は
業務や生産性の面から致しかたがない事ではあっても
例え身体が慣れたと錯覚しても、規則正しい生活には劣ってしまうと考える。

高齢者の生活を見ていく上で
やっぱりこの生活リズムの改善は大きな課題とされている。

昼夜逆転や昼も夜も寝てばかりいては
身体機能の低下・精神機能の低下を来たす。
食生活・水分摂取の乱れも、認知機能の低下を起こす。
また、入院をきっかけに
高齢者の心身機能に変調を来たすのは
環境の変化や、治療に伴う動きの減少・・・・・等、いろいろあります。


・・・・・最近、考えさせられている事とは

本当にそう断言していいのか?


・・・・・何、言ってやがる!

とか、思いますよね?


でも、長年担当させていただいている認知機能がグッと低下している女性をみてそう思うのです。

彼女は、短期記憶どころか実行機能障害・失認・失行
いろんな面での低下が見られます。
そして
なんと私が彼女と出逢った、7年前からずっと閉じこもりです。
昼夜逆転なんてなんのその。
食生活も水分摂取も、本人ペース。


でも、在宅生活を維持しています。
7年前から、同じレベルを保っています。
訪問すれば
「あら、久し振りだなぁ・・・・・ウフフフフフ」
介護者は娘さんひとり。
たまには、出掛けさせてあげたいと思うのです、担当ケアマネとして。
でも、絶対に通所系サービスは使いません。
何年か前、冠婚葬祭でやむを得ず、ショートステイの契約をしましたが、当日娘さんからのキャンセルの連絡が来ました。

「ごめん、木下さん。ばあちゃんには勝てない・・・・・」

お湯の沸かし方も、炊飯器からのご飯のよそい方も忘れているのに
「出来る、その位。」
・・・・・と、微笑む。
昔、絶世の美人であったであろうその微笑に誰もがくじける。

・・・・・もちろん、私も。


利用者本位・・・・・この点においてはいいのです。
でも、介護者の事や、善行原則の点などですごく悩みます。


ちなみに
上記の生活パターン・・・・・「冬時刻」です。

「夏時刻」は・・・・・

     起床時刻:10時
     ベッド上での食事:1日1回
     居間での食事:1日4回
     水分:居間にいる間、夫(認知症)に「お茶!」と命令する。
     就寝:24時
     体重:24kg


1年間のスケジュールとして考えると
プラマイ:0なんです(・・・・・)

年間生活リズムなら全然OK。


奥の深さを考えさせられます。
当然、私は最近「いいよ、いいよ。このままでいいよ。」


ケアマネジメントとしてどうなのかは置いておいて
憎めない彼女の事も、私は大好きです。



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posted by 木下 小櫻 at 13:08 | Comment(1) | 認知症

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