2009年01月25日

私達を突き動かすモノ

介護・福祉・医療に携わるものとして致命的な問題。

「人が好きか?どうか?」


たぶん、私は一生このテーマから逃れられないと思う。

人嫌いか?というと、一概にそうではないらしい。
子供のことは愛しているし
好きな人たちの喜ぶ顔は見たいと思う。
お世話になっている人には、感謝もするし
必ずと言っていいほど、恩義を尽くしたいと思う。
心配もするし、一緒になって骨身を削る事もある。

・・・・・昔、私は人が嫌いだと断言していたが
それは間違いか、勘違いだったらしい。
・・・・・事は、一応、今では認めている。


しかしながら、
「人が好きだから、この仕事をしている。」
とは、やっぱり言えない。

結構聞く、このセリフ。
例えば、本当にそうだろうか?
おそらく、みんな、自分達の対象となる人のことは好きだと思う。
でも、その彼らが誰かに何らかの被害を受けていたら?
例えば、家族・親族による虐待。
近隣住人による迫害。
制度上の問題による利用制限。
自分達の対象の範囲を超えての受け入れ。

そういう対象となる人々の周囲にある人や、
とりまく環境に介在する人々。

そういう人々の事まで
私は、好きだろうか?

あなたは、そういう人たちまで好きだろうか?

私の場合、
答えは No だ。
どうしても、許容できない範疇の人がいる。


そして、それ以前に
人は、人との関係の中でしか生きてはいけない。
これはまず、間違いがないだろうと思う。

それでも、人との関係をすべて断ち切りたい時が
ある程度のサイクルで発作のように起こる。
毎朝、仕事に行く事がきついと思う事がある。
休んでしまいたいと思う事がある。
もう嫌だなぁ
誰とも喋りたくない・会いたくない

いろんな事を思う。

でも、それでも、重い身体を起こして支度をする。


ある事業所の所長は
とても厳しい人で、部下からも一目置かれている。
仕事の切り盛りは大したもので、職員の教育もこの辺りではピカイチだと思われる。
故に、恐れられてしまう面もある。
大概の人は、怖い人・・・・・という印象を持つ。

そんな彼女は、実はかなり繊細。
幼少期は人前で話す事も、親元から離れる事も出来なかったらしい。

今でも、「本当は、ウチに籠もっていたい。」と、こぼす。


それでも、私たちは出社する。
今日も、いろんな人と話し、いろんな人の生活をみて
いろんな人の気持ちを知る。
そして、何かしようとする。


私達を突き動かすモノ

それは、責任感とか使命。

ココまで来ると、そういったものでしかないとしか思えない。


だからこそ、
自分の気持ちに、時々は正直になることが必要ではないかと思う。

すべてにおいて、前向きな考えだけで動ける人はおそらくいない。
負の部分にあたる感情を、きっと誰でも持っている。
社会で生きる者として、そういった部分は日頃は見せない。

見せないのと、自分自身も見ないようにするのとでは意味が違う。


自分の奥底にある声に早く気づいて
自分でそれを認める事が必要だと思う。

如いては、大好きな人たちの笑顔の為。






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posted by 木下 小櫻 at 13:55 | Comment(0) | 仕事の話

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