2009年02月08日

知人紹介のケースの困難

多少なりとも、知っている人を介した虐待ケースほど辛いものはない。

虐待である認識を当事者に理解してもらう事も
保護するにせよ、在宅生活を立て直すにせよ
おそらく環境が認知症を悪化させている事にせよ
近く、利用者となるであろうその人を守る事にせよ

何にしろ、まったく知らない人であってくれる方が
同じ対応をとっても、まだいい・・・・・と、思う。

依頼の情報を聞いた段階で
たぶん、虐待がらみだと、思った。
実際に相談に行った職員から状況を聞き確信に変わった。

知人紹介であるが故に
虐待じゃなきゃいいな・・・そう思っていた僅かな期待は
案の定、取り去られた。

関係を、契約という形で取る以上
当然、個人情報保護に則って
紹介された知人にも状況の話はしない事になる。
私の方から話をしなくても
仲介しながら、周りからのプレッシャーが掛かるであろう事も
容易に想像ができる。


この不況下において
どうにか保護できるだけの経済的余力のある人はまだいい。
それさえも、儘ならないケースが最近異常なほど多い。

私の担当するケースは
ココ最近、めっきり緊急避難など出来る人は減った。

避難さえも、金がいる。


世界的規模の不況は
一般的な生活さえも困難にさせている。
生活困難は、どこまでも広がって
悲しくも現実的に厳しい状態が続くと
気持ちの上での余裕も無くなる。

なんで、こんなに
辛い目に合う人がたくさんいるのだろう?
より弱い立場の、子供や高齢者、何らかの障がいと共に生きる人。

彼らが一概に弱い立場だとは思わない。
強く生きる人もいる。

でも、何かあったときの煽りを受けやすい事も事実。


これから関わる、その紹介されたケース。


私に期待される事は、
きっと、その認知症の利用者をどこかに入所させてくれ。

たぶん、そういう事だろう。

私の立場は、利用者の尊厳と権利を守る事
利用者の意向を貫く事
場合によっては、その生命や心身を守る事。

周囲の人の都合で、利用者の住む場所が変わってはいけない。

その状況によってですが・・・・・


知人が私に期待する事を
私は、裏切る事になるでしょう。

そこに、利用者がいるから。

知人との関係も、維持が困難になるかもしれません。



・・・・・今週は、キツイ仕事になりそうです。





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タグ:虐待
posted by 木下 小櫻 at 23:56 | Comment(0) | 介護支援専門員

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