2008年03月15日

独居の認知症。急激な原因不明の立位不可。入院・入所ともに不可。

高齢化・核家族化
そのた諸々の理由によって、在宅独居でキーパーソンがまったくいないか、遠方に在住していて緊急時に駆けつけることが出来ないケースが多い。

特に、認知症が重症化してきているケースでは
緊急事態そのものに気付く事が遅れることがある。

認知症のため、自身の不調が感じられなかったり
適切な治療を中断していたり
食事を食べたのか、何日も食べていないのか覚えていなかったり
手元に現金がどの位あるのか
食材は自宅の中にあるのかどうか・・・・・?


今週、初めまでは手引きで歩行し階段昇降も可能だった。
しかし、木曜日には立位困難。
金曜日には、まったくの歩行不可・・・・・
食事がなされた形跡がなく、本人も食べたのか、いつから食べていないのか不明。
「痛くない」と言いながら、移乗介助の際に痛がる。
認知症があってもADLは自立だったのに、擦り這いで移動している。
定期的な診察はなく、4年前から受診中断中。

ケアマネである私の見立てでは
全体的な症状から、骨折も梗塞もない。
おそらく低栄養だと思った。

しかし、こんな状況で
ケアマネの判断だけで、ショートステイや入所の対応をしてくれる事業所はほとんどないと言っていい。
生活の一部もしくは24時間通して利用者を守るわけだから
妥当な判断ではあると思う。

でも、在宅に返したくても帰れない
帰してはいけない状況っていうものがある。

何事か起こっていることを判断してもらうには
全身的に精査・加療が必要になる。
しかし、救急搬送されても
急性期の病院では、はっきりとした傷病名でもない限り、入院は出来なくなってきている。
社会的入院・・・・・として断られる。

実際、検査結果は梗塞も骨折も案の定なかった。

では、こういうケースはドコへ行ったらいいのか?

適切な、あるいはある程度の介護がなされる状態であれば、もちろん在宅継続は可能である。
では、介護者不在や適切な介護がなされていないケースでは
どうしたらいいのだろうか?

在宅生活を支えるには
どうしてもその維持が困難になる事が起きてくる。


今回のこのケースに限らず
どうにもならない、
自分の力量のなさに、腹が立ってくる。

posted by 木下 小櫻 at 23:58 | Comment(0) | 介護支援専門員

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