2008年05月12日

チューリップ

少し前に全国で花壇や公園のチューリップが大量に刈り取られるという事件が起きました。
一ヶ所で起きると全国的にマネをするのか、何なのか?

何故、刈り取ってしまうのでしょう?
何か目的があるのか?
販売するのか?
何処かに撒き散らすのか?

いづれにしても、私にはわかりません。


ところが、我が家にも数年前からチューリップや花が取られる・・・・・という事が起きています。
いつ頃からだったか、花を育てる事が楽しくなった私。
春先になると花の苗貧乏に陥る私。
今では、自分で増殖(繁殖ですか?)させる事を覚えた私。

がっかりすると同時に、若干の怒りさえ感じていました。

姑に至っては、ガーデニング歴も長く栽培上手。
今時、生徒を(教師です)ガッ飛ばすことの出来る筋金入り。
とっ捕まえてやる!・・・・・と、怒ってました。


翌朝、窓の外からガサガサという音が・・・・・
来たか?
音がしなくなるのを待って外へ出てみました。


袢纏を羽織り
パジャマの上にスカートの重ね履き
右足はだしで、左足つっかけ
左手に3本(ピンク・黄色・紫)のチューリップ
右手に剪定バサミ


・・・・・鼻歌・・・・・歌っている・・・・・
楽しそう・・・・・



「まぁ、いいよね?」
「うん、いいよね。」
「来年も咲くしね。」
「球根、残っているし。」


ハサミを持ち歩いているので危ないからと
そのお宅へは行ってきました。
くれぐれも転倒や、ハサミによる事故がないように。
近所からしょっちゅう怒られているそうです。
怒られた家へは、近寄らなくなるそうです。
毎朝、ふらふらと散歩へ行く。
今のところは、自宅へきちんと戻ってこれると。
怒らないで・・・・・とだけ言ってきました。



全国的なチューリップ泥棒は許しませんが
花をみて喜んでくれるなら、それで良しとしました。
我が家では。

でも、実際、こんな事が原因で
町内でのトラブルに発展しているケースは結構多くあります。
「迷惑だから、なんとかしてくれ!」
そんな相談も舞い込んでいます。
丹精に育てているからこそだと思います。

花に関する話題でしたが
「地域で支える事」っていろんなところから出発すると思います。
刈り取って行く事を、すべて容認しろという訳ではありません。
病気だから、擁護しろとか大目に見ろという事でもありません。
簡単なようで、難しい事です。
地域住民・・・・・一般的な人々です。
考え方も様々ですし、価値観も常識もすべてそれぞれです。

個人の支援ではなく
コミュニティに働きかける事

口で言うことは簡単ですが、難しい事です。

でも、そこまでの働きかけが必要であり、今後求められる事ではないかと思います。




追記
先日、“おせっかい通信”をいただき、見ました。
NHKスペシャル セーフティネット・クライシス
   〜日本の社会保障が危ない〜

まさに、今直面している問題で
一つの問題はそれだけではなく、社会の様々な歪みが
複雑に絡んでいる・・・・・
身近にもたくさん事例があります。
一個人としては、事例を持ち寄る・かけ合う・訴える
その位しか出来ませんが、
国や自治体にも、もっと真摯に検討いただきたいと思います。




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posted by 木下 小櫻 at 00:38 | Comment(9) | 認知症
この記事へのコメント
こんばんわ。
私が勤務する施設がある自治体の認知症専門棟の利用割合は、現在入所は0、ショートステイに関しては1割以下です。ちなみに入所される方のほとんどが在宅からの直行で、かなり認知症が重度化された状態で、他の自治体域から入所される方と比較してもその進行具合には驚かされます。
これは一体何を意味しているのか?

・地域で支えるという体制が整っていない
・地域性もあり、認知症であることを隠して自宅に閉じ込めて介護する傾向にある
・在宅生活が限界に近づくと、地域から隔離するように入所させる

こういったことが考えられます。
本来であれば、ショートステイ等を利用して頂いて、できる限り地域での生活継続をして頂くことが施設としての役目ではありますが、その機能を果たせず、地域から隔離する為の施設になっているのが現状です。
地域ネットワーク会議でも、そういった議題は上がるものの、具体的な取り組みも示せないままになっています(認知症サポーター養成も進んでいるのか疑問)。
子どもを守ろうと、下校時に地域の方々が見守る取り組みがありますが、そのようなものが認知症の方の為にあってもいいように思うのですが、高齢者に対しては排他的になってしまう傾向があることが残念で仕方ありません。
そういった草の根運動をしていくことも一つの方法ではないかと思っていますし、そのような活動にも参加していきたいと思います。
そういうわけで、楽校の主催者さんには期待しています。
Posted by 大人になれない相談員 at 2008年05月12日 02:05
地域への周知の草の根運動

頭の固くなった大人の啓蒙にエネルギー使うより 素直な根っこのうちの教育場面にかかわるのが
未来が変れる 遠回りに見える近道だと思うんす

暇を持て余すおいらの生活では  
こうしてうまが合う方とのブログ付き合いも大切な時間っす
よって 

おいらコメント多く書くと思うけど、、、暇だから頻繁になるかも?だけどぉ

返コメ出来る時でいいかんね 小櫻ちゃん
おいらは時間が溢れてるから 書いてるけど
働き盛りの忙しさも知ってるからね


昨日見てくれたんだね
おらは こんな事思ってたよ

適正価格=物 汗に対する感謝の価格
これが壊れた事が結局 不景気にはね返ってきてる
「年末大安売り」だったらまだ良かった
四六時中大安売りを望んで

物 労働に対する感謝がなくなった
あってあたり前 安くてあたり前になってしまったっす

国民が国民で 自分の首を絞めてる図式にはまってる気がするっす

未来を変えるととしたら 時代の様式に合わせた わかりやすい「道徳」っしょ

地域での口移しの 子ども達への福祉道徳学習しょっ!




Posted by たけちゃん at 2008年05月12日 10:11
“たけちゃん”へ

子供への福祉道徳教育。
どんな風にしていけばいいのかな?って時々思います。
素直なうちに。ホントにそうだね。周りにいる子供はみんな素直で優しい。
いろんな事に対し、感受性も高く吸収のいい時期に、いい刺激を受けて欲しい。
その為には、地域で大人が頑張らないと。

Posted by 木下 小櫻 at 2008年05月15日 06:52
“大人になれない相談員”さんへ

隠されるように閉じ込められている方・・・・・私の関わる中でもたくさんいます。座敷牢のような部屋(土間)に何年も入っている方は外側から鍵が平然と掛けられていました。劣悪な状況で、生命が繋がっている事が不思議なくらいでした。
認知症の理解は、どの位世間に広がっているのでしょう?
介護教室や介護者教室、その他いろいろな取り組み、いつも出席される方は一緒。同じメンバーが顔を連ねている。
確かに、今直面されている方たちが多くはなると思うのですが、やはり高齢の方や壮年期後半の方が多いです。

どんな事でも思うのですが、同年代や私達よりも若い世代に、どんな風に伝えていったらいいのか?言葉だけでなく気持ちに響く方法とは?

私も活動にはいろいろと参加したいと思っています。
Posted by 木下 小櫻 at 2008年05月15日 07:02
確かに地域草の根運動の広がりは 地味だけど大切だよね
でも おいらはネットでの 情報意見 エール気持ち 感動、、、色んな交換 共有も大切だと思う

感動した ためになったブログ記事の貼り付けでもいいし
考えや意見でもいいし、、、介護に対する思いでもええ 今向き合ってる問題でもええ
http://gakko.whynot-net.com/gakko/

ここの掲示板に書き込んで みんな見るようにすれば
共有しやすくなると思うんだ

ブログはブログとしても 大勢に発信したい事はここに書き込めば!

ここの管理者は会津のatsuさんで 小櫻ちゃんなども居る場所

団体 個人で 介護に対する気持ちがかわるわけでもないし
団体だって個人の集まりだし
人の数より質だと思ってるし

じっくりしっかり繋がっていこうね みんな!






Posted by たけちゃん通信! at 2008年05月16日 10:38
うちの会員で川崎で市民活動してる

 「筋ジストロフィーの女性・オーセの輝き」 
  「デンマーク介護最前線・陽だまりのつどい」などの著者 マギーちゃんからのメッセージを伝えるね

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 小櫻さんの記事 (マギー)

2008-05-03 20:01:00

子櫻さんは素適な訪問看護師さんですね。
認知症、難病、命を縮める意志決定に躊躇しながらも自分の意志を貫こうとする人々に心から向き合って支援している。 立派だね、拍手

小櫻さんのような専門職が訪問してくれる利用者はラッキーだ。心を読んで精神誠意向き合ってプロの倫理に反する部分はゆずらない。あなたは本当に優しくていい人だね。 しかし、体力勝負だから、疲弊しないようにほどほどに頑張ってくださいね。 


小櫻さんの、ケースを読んでいて、いろいろ思い出した。

私も権利擁護の金銭管理に関わって現場に行きます。認知症、精神の病気の人、知的障害者、身体障害者、病気で外出ができない人、いろんな方がいる。 自分が体験してきた生き方とは全く違う生き方に遭遇する。それがいいとか悪いとかではなくて、人の価値観の違い、生き方の違いはいろいろ有るのだという事を学んだ。 

金持ち日本と言うのに、生活保護を受けている人が多い。何故だと不思議に思う。 格差社会は何故できてしまったのか。 ワーキングプアーなどと呑気に言っていられない。 働く意志があるのに仕事をくれない、希望のない社会を憂える。 個人の問題とだけは言えない、社会労働環境、就労システムに問題があると感じる。政治家はどこを見ているのか、弱い者いじめをしている人を何故「先生」と呼ぶ、無責任さに腹がたつ。

長寿社会になって、弱者を支えてゆく専門職のニーズは高い。 支援者はどこに? 

ぶくさんが言う、老いればみんな弱者・障害者というのは本当です。 特別な人ではない。

だから、若いうちに準備をして、そして身近に高齢者や障害をもった人がいたら、ひと声かけて自然に手を貸す環境になってほしいと思うよ。

他人の世話になるという事を受け入れるのは結構難しい。
だから、若いときに世話をする体験をしておくと、どんな風にしたら相手がしやすいかという事がわかる。

いい年寄りになるには、親切を素直に受け入れるということでもあるかもしれない。 できない事を受け入れ、出来る事は甘えずする。 理想どおりにはいかないけど、気持は心に持っていたほうがいいと思う。 

小櫻さんのブログを楽しみにしています。

ぶくさん、小さな発信を続けてね。 

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Posted by ぶの字 at 2008年05月16日 15:44
小櫻さん
こんにちは

いつもお忙しそうですね。
本当に、お疲れ様です。

ノンビリ屋で面倒くさがり屋な まんぼうです。

小櫻さんのブログいつも考えさせられ、気付きが有って とっても勉強になります。

現在、私が支援しているのは障がいの有る方の為の施設ですが、今後「障がい者の自立支援」が「介護保険」に制度上 取り込まれます。

果たしてどの様なカタチで統合されるのか?まだ不確定な部分が有る様ですが…。
社会的に大きな波が来る事は間違いと思います。

高齢者の介護・福祉に携わった期間が短い私は、皆さんのブログで勉強をさせて頂いています。
高齢者介護と障がい者介護が同じ観点からスタートしたものか 疑問も有りますが、流れを確り知っておく事も大事な仕事だと認識しています。

皆さんのブログを見て、勉強だけで無く 勇気や元気を頂いています。

ところで、私の短い高齢者介護の期間で施設の在った地域が、川崎市宮前区という所だったんですが…。
そこの地域の「お年寄り」に関するサービスが面白い活動をしていました。
もう3年経っているので、如何変わったか判りませんが…。
かなり きめ細かく活発な活動だったと思います。
古くからの住人と、新しい住人との温度差は有りましたし、制度運用の改定も有ったから…。
私が、そこを辞めた時の仲間も みんな辞めてしまって…、現在の状況が判りません。
その内、ぶくさんのお知合いの方に聞いてみたいと思っています。
でも、「高齢者」に対する活動に比べて、あまり「障がい者」に対する活動はそれほど活発とは感じませんでした。
インフォーマルケアは、地域性で大きく違うんだなーと感じました。
また、散文になってしまいました。
これからも、宜しくね♪
Posted by まんぼう at 2008年05月18日 10:39
“たけちゃん”へ

たけちゃん、いつもありがとう。
こちらこそ、こんな私を見守ってくれてありがとうございます。
ホント、私のblogを見て何かご意見くださる方がいるだけでありがたいです。
ネット上の繋がりで、介護や福祉、社会、教育について真剣に考えている方がたくさんいる事が実感できる。
誰かの考えや思っていることを知って、気付く事もあるし励みにもなる。もちろん初めて知る事もある。

マギーさん仰るように、今の社会の不均衡は様々な歪みをもたらしていると思います。一つの角度からでは修正困難な状況。
いろんな立場の方が、いろんな想いを寄せ合って声を大きくしていく必要があると思います。
・・・・・社会福祉士の通信課程に入学したのも、そんな思いがあってで、私にはまだまだ知らない事が多すぎるので・・・・・

先週は、よく眠りました。
これからその社福士のレポート作成や自主勉強のため、blog更新がさらに亀級になると思います。
でも、継続してアップはしていくので、よろしくお願い致します・・・

PS:マギーさん、たけちゃんのサイトでお名前は拝見させていただいておりました。後で伺ってみます。
atsuちゃんの方でも、いろんな方がいらして盛り上がっているようですね。勉強になる記事なんかを転載して共有・・・・・いいですよね。
クロメガネさん、素敵なPTさんですね。すごく真面目な方であることがコメントのやり取りから分かります!何より、視点がいいなぁっていつも思っていましたよ。
Posted by 木下 小櫻 at 2008年05月19日 01:21
“まんぼう”さんへ。

高齢者も障がい者も、制度がどんどん狭められていってしまっている。そんな現状に当事者である方たちはいちばん心配されていると思います。
自立支援法の時だって、利用時間が大幅に削減されて・・・・・
私ももっと勉強したいと思います。

たけちゃんが転載してくださったマギーさんもそうですが、まんぼうさん、私の地元いらっしゃる方ですか?
私が住んでいたのは、かれこれ15年以上前の事なので現在どんな様子かは僅かながらしか分からないのですが、川崎・横浜は福祉に関して以前は比較的活発だったような気がします。(どっちかが高齢者でどっちかが子供に力を入れていたような気がします・・・・・)
現在の実家は公営住宅なのですが、同じ通り沿いの特別養護老人ホームに全室直通のインターホンがついていて(障がい者でなくても入居可能)何事かあってインターホンを押せば、その特老の職員が駆けつける仕組みになっています。
状況によっては母親をこちらに呼ぼうと思っているのですが、元気なうちはそんなシステムもあることですし、このままでいいかな?と思っています。こちらは、限られたサービスしかないので・・・・・。
何より本人が、彼氏も若干いるようで「田舎に行ったってねぇ」と言ってるので・・・・・

その他、実家の近所でもナイトデイサービスセンターというのもあって、いいなぁって思ってました。
実は、都市部に限らず別の土地のサービスや取り組みで、何かいいものがあったら知りたいと思っていました。
それと、障がい者支援に関する事。自分でも調べていこうと思っていますが、何かいい取り組みなどご存知でしたら今度教えてください。
Posted by 木下 小櫻 at 2008年05月19日 01:46
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