2009年09月06日

幼児体験 〜あなたも私から離れるんでしょ!?〜

何事にも、どんどん身近な人や、関わるすべての人を攻撃してしまう人がいる。

事実ではない、その人にとっての真実が絶対唯一であり
捻じ曲がった事実を幾度となく
突きつけられ、なじられ、攻撃されて

いつも、結果、その人の廻りには誰もいなくなってしまう。


「何ヶ所も転々とし、どこも引き受けない・・・・・」


保険者から、いつものように連絡がきた。
こんなフレーズから始まる依頼は、大概ろくな事がないから断れと上からは言われた。

拒否する事は、たぶん簡単だった。

でも、本来困っている人・接近困難な事例
そういった対象を避けていては、
じゃあ、福祉っていったい何?
私がやっている仕事は何?

そんな原点から、なし崩し的になってしまう。


長く続くか確約は出来ない事を保険者に伝えた上で、担当を受ける事にした。


何故、これまで関わってきた事業者が続かなかったのか
その理由は、すぐに解った。

前述した事が頻繁に起こるのだった。


精神的に追い込まれ、担当を外れるだけでなく
もう、この業界の仕事そのものに就く事が出来なくなった専門職が多数続出していた。
それほどまでの攻撃をする人だった。


何故、そうしてまで廻りの人を攻撃するのか?
その事だけが気になった。


支援の手は、絶対に切ることが出来ない症状を持っている人。


前日と、当日と、翌日と・・・・・
次々に違う要求を出し、すたっふが分からないと攻撃する。
スタッフ間のことも、お互いが仲違いする様な嘘を吹聴し、
それに嵌まってしまうスタッフも何人も出る。


「あなたも、私から逃げる?」


・・・・・この人は、あまりにも孤独だと思った。



詳細は掲載しないが、
幼児期に身近な人を理不尽な理由で奪われ、
自分の思いは、自分の中に閉じ込め、

現在では、あまり考えられないような時代に
今、当たり前の権利も、有り得なかったその人は、

きっと、誰の事も信用していない。
本当は、誰かに傍にいて欲しい。

だから、本当にその相手が自分の傍から離れていかないか?
どんな、酷い事をしても
どんな、理不尽な事を突きつけても

本当に、自分の前から「コイツ」はいなくならないか・・・・・



そう思っているのだと、強く感じた。


上層部から、そんな契約打ち切れと言われながら
今でも私は、その事例の担当を続けている。

毎月、驚くような
その人にとっての真実で
私にとっては、作られた真実を突きつけられる。


でも、この孤独な人をおいて私は逃げれない。


人間福祉学科の教授が
「木下はエライね。ちゃんとワーカーやっているね。」
そんな事を言っていた。

偉くも、ちゃんとやっている訳でもない。
本当にそれでいいのかも分からない。


自分で背負いきろうと思っている訳でもない。


ただ、この絶対に支援の手を滞らせてはいけない人の支援を
どうしたら切れる事なく、提供し続けていく事が出来るのか、

保険者を含め、考えなくてはいけないと思う。






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posted by 木下 小櫻 at 01:59 | Comment(0) | 人格形成
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