2011年05月25日

平成24年度介護保険法改正法案

今週中に、平成24年度介護保険法改正の法案が、
現在開会中の国会を通るようです。

震災に関する件についての審議が、
「言った・言わない」
「不信任案提出を検討」
などと言っている間に、介護保険法改正案は国会を通っていく。

国会という、政府等の詳細を知らない私がよく分からずに発言させていただくならば、
「スルーされている」
としか、思えない。

平成24年度介護保険法改正案は、
現場からしてみれば、机上の空論にしか見えないのだ。
何より危惧されるのは、介護保険が本来掲げた理念が様々な点でなし崩しになる恐れがあるということ。
審議の上で、何事においても現場の意見をもっと吸収していただきたいものだと思います。

さらに、
震災に関する今の政治のあり方・・・

今回の震災は、本当に甚大な被害と多くの犠牲者を出し、
そして福島第一原発の収束の見通しが立たない中、
現場作業員は過酷な労働条件の下、毎日を必死に収束へ向けて作業を続け、
警戒区域・計画的避難区域の被災者は、
いつ帰れるのか、本当に帰れるのか、先が見えない毎日を送っている。

国会・政治は、福島第一原発の敷地内でやっていただきたい。

与党も野党も、今は知恵を振り絞り、手を取り合ってやるべきではないのか?
あれほど、「想定外」「未曾有」を連発していたのだから、
今になって、1・2・3号機ともに「メルトダウン」だったと言っているのだから、

誰が、どこが、政治主導を取っていたって、結果大差ないのではないか?

政治家である以上、一つ一つの言葉に重みが課せられるのはいたし方がないと思うが、
政治的思惑重視で、今、トップの交換だの、選挙だのといってみろ。
絶対、許さない。

・・・と、思う。

もっと、現場を理解し、少しでも1歩でも半歩でも進んでいっている実感を持たせて欲しい。

我々は、大して頭も良くないし、国を動かすことは相当なエネルギーを要することも分からないのかもしれない。

でも、震災後、日1日1日と過ぎていっても
何か明るい兆しが見えない、住民の気持ちを理解して欲しい。

福島第一原発の所長さんは、
政府や原子力安全保安院が東京の会議室で、「あーでもない、こーでもない」と言っている
テレビ電話のモニターを見ながら、
「もっと現場を理解しろ」
と、言ってくれたらしい。
現場作業員は、彼がいるから、彼だからついていこう、何とか頑張ろうって思うことが出来るらしい。

必死に現場で作業して、
作業時間外にコンビニに行けば、胸ぐらを掴まれる。
もともとの事業所に戻れば、1日中苦情の電話。「人殺し」と一言いわれて切られる。
子どもの関係の集まりに出掛けることも、制限され、
知人に会っても、「こっち来んな」と言われる。

これが、末端作業員の現実。

長期化する避難所生活に、炊き出しのおにぎりをボランティアに投げつける。
弁当も飽きたと捨てる。
「そんなんだったら、自分たちでやれば」と支援者がソッポを向く。

でも、本当は大多数の被災者・避難者は我慢を強いられていて、生活ニーズも「こんな事言ったら我儘・贅沢だって言われるかもしれない」と声に出さない。
心身ともに疲労は蓄積、ピークを超え、様々な弊害を発生する。


震災の対応も、介護保険法改正も、現場をよく理解して欲しい。
そして、今は一丸となって、

復興に向けた取り組みを、
高齢者も障がい者も安心して暮らせる地域づくりと、基盤整備を。

願うだけでなく、現実として実行されるよう働きかけたいと思います。





小櫻の独り言


GWに引き続き、南相馬へ災害ボランティアへ行ってきました。

人々は、幾多の悲しみを背負いながら、
少しずつ前をみて、立ち上がり、歩みだそうとしています。

まだまだ、継続的・長期的な支援活動が必要と思われます。


海水を被った地面には、タンポポが咲き綿毛が今にも旅立とうとしています。

我々の暮らしを奪った、自然災害。そして人災の原発。
しばらく、自然への感謝が出来ずにいました。
こんなにも多くの犠牲を出した、地震・津波。
どうやって、自然と向き合い、どう感謝していいのか・・・

それでも、大地には生命が宿り、
その大地に、悲しみを背負いながら、新しい息吹を吹き込もうと立ち上がる人々がいます。

汚染された大地を削り取り、子どもたちに大地を返そうと模索し奔走する人々がいます。

秋の収穫の無事を祈りながら、田植えのシーズンを
例年と違う思いで迎えている人々がいます。

大地とともに生きること。
当たり前のようであり、かけがえのないことです。

私に出来ることは、
子どもの健康を守ること。
目の前の利用者とともに歩むこと。
時間を見つけて支援に出掛けること。

そして、祈ること。
私は、無神論者だし、無宗教です。
でも、祈る。

どうか、無事に
みんなの明日が、今日より良くなっていますように。
悲しくて、悔しくて、拒絶して、無理して、
たとえどんな時であっても、すべての人に傍にいてくれる人がいますように。

大地の実りを、胸の痞えなく感謝できますように。



木下小櫻




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posted by 木下 小櫻 at 01:51 | Comment(0) | ケアマネジメント

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