2010年02月23日

介護保険施行後10年間、 私たちは、何をみて突っ走ってきたのだろう?

この1年間、本来の意味でのアセスメントが出来るように取り組んできた。
利用者の望む生活・持てる力に着目し、
そのニーズが叶った先に、どんな生活が開けているのか…

今、本気で取り組んでいる。

それまでも、私たちは
それなりに利用者の意向に、ニーズに、寄り添ってきたつもりだった。

利用者が、より利用者らしくあるように、
今よりも、明日、明後日、半年後、1年後
少しでも元気にいられるように、
望む生活が出来ているように、
この生活が維持できているように、

そんな当然のことを願って、ケアマネジャーという仕事をしてきた。

でも、この1年、
あらためて、ケアマネジメントとは何か?
利用者の望む生活とは何か?
表明された、または隠れたニーズとは何か?

そしてその先に開ける未来とは何か?

本来、あるべきはずだったケアマネジメントに立ち返るきっかけを戴く事が出来た。

それは、頭で理解していたつもりでも、
自分の考え方、ケアプランの組み立て方、
今まで行なってきたモノすべてを捨てないと出来ない

…事だった。

何か一つ、方法を変える事は大きなエネルギーを必要とする。

それでも、目の前にいる何十人という利用者のニーズに
少しでも、今よりももっと寄り添う事ができるなら…
そう思って、1年間取り組んできた。

この1年、細かな点から概念的なモノまで、
本当にいろんな点を確認しながら、
時には、厚生労働省老健局振興課に直接質問もさせていただきながら

本来あるべきケアマネジメントに立ち返る努力をしてきた。

今、この取り組みをやってみて本当に良かったと思っている。


視点が、考え方が、改善されただけで
こんなに前向きな、利用者が望む生活を捉える事が出来、

利用者・介護者が、涙を流してまでケアプランを嬉しいと言ってくれる。


確かな手応えを感じる事が出来るという事は、
ケアマネジャーとしての、モチベーションの維持にも繋がっている。


ただ、ひとつ思う事は、

「私たちは、今まで10年間も、一体どこを見て突っ走ってきたのだろう…?」

この1点だけ。


この制度の創設者は、この長い間、
ぶれることなく、一貫して、この仕組みを

ケアマネジメントとは何か?
利用者の意欲・ニーズとは何か?
その先に広がる生活を、ケアマネジャーが語る事。
だから、アセスメントが重要である事。

ずっと、ケアマネジャーの資格を持つ者に
ずっと、語り続けていた。

著書を読み返しても、
この10年の間に直接伺った講演・研修資料を見返しても、

ずっと、同じ事を繰り返し訴えかけていた。


なのに、私たちは
どこを向いて、何を見ながら、突っ走ってきたのだろう?


本来あるべきケアマネジメントに立つ事に、
ほんの少し、近づけて

今思う事は、こんな事。


せめて、この気付きを
少しでも多くのケアマネジャーに知ってもらいたい。

この仕組みが、この視点が、この認識が、この方法が
利用者の生活を支える上で、とても有効であることを

何かの形で、実証できないか…

実は、本気で考えている。

今はまだ、私だけの思いだけど。



新人さんも、ベテランさんも、基本に立ち返ってみませんか?

ケアプラン作成の基本的考え方

ケアプラン作成の基本的考え方

  • 作者: 佐藤 信人
  • 出版社/メーカー: 中央法規出版
  • 発売日: 2008/06
  • メディア: 単行本







小櫻の独り言



格好よく投稿しているけど
ホントは、ちょっと悔しいだけ。

こんな思いを、理解し共感してくれる仲間が出来る代わりに、

「そんなの無理。」
「コンプライアンスさえクリアできればいいのだから、必要ない。」
「時間が掛り過ぎる。」
「そんなこと言ったって、所詮、サービスありきでしょ?」

こんな意見を寄せられる方の方が、やっぱり多い。


今まで、制度の変更や基盤不足に振り回されながら、
置き去りにされてきた…それが、本来いちばん大事なケアマネジメント・アセスメント…なんだと思う。

そこに立ち返るには、今までの方法を、思考をガラリと変える必要がある。

人間は、なかなか慣れた方法を捨てる事が出来ない。

それは、同じ人として理解できる。


でも、それでも、本来あるべき姿に立ち返らなければ
利用者は、本当の意味で幸せになれない

…そんな気がする。



だから、何らかの方法で
実証できないものか…

いろいろ、考える。
足りない頭をしぼって。





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posted by 木下 小櫻 at 01:30 | Comment(0) | ケアマネジメント

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